光回線のコラボについて2か月くらいかかって苦しんだことを書き連ねます。
必要があると思いましたので時系列も含め結構細かく書きます。
まず状況です。
前の業者の意図は不明ですが、対象の会社様には本社機構A社・関連会社B社が2つあります。回線名義は両方A社です。両方とも光電話で、各々別々の契約です。
今回ビジネスホンを導入するにあたり固定費削減ももちろん視野に入れていましたので2つの光を1つにまとめる作戦です。
最初にNTTに連絡を入れこちらの趣旨を伝えたところ、A社は回線本体が他者コラボであることが判明しました。そして光電話の契約はNTT東日本である、と。8年前にNTTから転出している、と。
B社は回線本体、光電話の契約ともにNTT東日本である。という事が判明しました。
ここで一つ整理のために解説を置いておきます。
いわゆる光と呼ばれるものは、光本体そのもの・電話・プロバイダーで構成されています。
今はコラボと言ってまとめて権利を所有して独自の値段で小売りする事業者が800ほどあります。NTTの寡占化を防ぎインフラの値段を下げるのには役立っていますが、手数料商売のためお客様の都合ではなく自分の会社の成績のために節操がない会社も多くいて、お客様がいざ何かやろうとしてもどこと契約したのか痕跡がつかめない事象が多発しています。
ちなみNTTに聞いたとて、NTTから転出したことはわかるが、どこに出て行ったのか、はわからないそうです。
そのコラボ業者は本体・電話・プロバイダを全部まとめて面倒見れるケースもあれば本体だけのケースもあり、そうなるととりつく島の無い状態に陥ります。
さて本題に戻ります。
今回のケースがまさにそれで、
- 契約時の書類が見当たらない
- そもそも契約した記憶がない
- 最近はやりの請求書発行無しのため引き落とし先からはお客様では想像つかない
という状況でしたので、順番にあたりを付けます。
プロバイダーはOCNのみだったのですが、後から判明したのですがなんと6契約あります。
まだ6個あるのは分からない状態でしたがOCNに電話して、3つ分かっていた情報を足がかりに問い合わせたところ、すべてプロバイダのみの契約で本体は1つもないとのことでした・・・
次に、これはお客様が私を信頼してくださって初めて成立つのですが口座をしらみつぶしにあさりました・・・
そこにもめぼしい情報は出ておらず・・・
という事は、で、ドコモとのコラボを疑いました。
今度はドコモにかけて、紐づいているドコモの番号を順に言って行きyes/noを聞き出す作戦です。
そうするとそれらしきものが出てきました。今度は確定させるために本体のCAF番号というものを探し出し照合してもらいやっと確定できました。
そこから通常の流れでドコモ光からの転出番号を振り出してもらいNTT東日本に転入させることができました。
今回の成果は
光本体×2を1本にまとめ、使っていなかった光本体を解約し、
点在していたアナログ×4本やISDN×1本をAに番号組み込みを行い、
6個あるOCNを1つにして、全く不要なギガ楽wi-fiの解約、
2つあった主装置を1つにまとめたことによるリース料金の削減
となりました。
ざっとランニングで4万円は安くなったのではないでしょうか…
機械を入れ替えるのもAの今までのリース料金と同等額で、入れ替え+社内LAN配線にcat6化までさせていただきました。
お客様にとってより良いご提案をさせて頂くとともに、久しぶりに経験値をフル回転で取り組みました。
今回の要点はコラボ化やギガ楽wi-fi等、わからないけど契約する、ってことがないように。
知識と粘り強さで何とかなる可能性がある事。
かつきちんと一度見直してくださいね
というお話でした。